借入返済で失敗しないためのコツ
借入返済で失敗する原因はいろいろなものがありますが、その中でも最も多いのは、借り入れ利用金額が大きく毎月の返済額が多すぎて生活を圧迫してしまうというものです。これは、借りる際に計画的に借りなかったために起こる失敗なのですが、銀行や消費者金融から借入をする場合には、毎月の返済額がいくらになるのかをしっかりとシミュレーションした上で、計画的に返済できる額のみを借りるようにしなければいけません。もう少し立てば給料が上がる予定だとか、給料が良い会社へ転職するつもり、など未定の計画を前提に計算して借りるのはNGです。
借入返済で失敗しないためには、まず計画的に借りて、毎月の返済がいくらになるのかを正確に把握することから始めるのが第一条件です。複数他社からも借りている人は、それぞれどこからいくらを借りていて、金利はどうなのかという点まで把握し、できるだけ金利が高いものから完済を目指して積極的に返済していくことをおすすめします。金利負担額が高いものをダラダラ返済していると、支払利息ばかりが膨らんで、利息分ばかりでなかなか元金分を返せず完済までに支払う返済総額が大きくなってしまいます。
金利が高い借り入れ商品は、金融機関が提供する借り換えローンやおまとめローンなどを利用して、金利が低いものへ借り換えることも良い方法です。金利が低くなることによって毎月の返済額がずいぶん楽になりますし、今までと同じ返済額を維持できる場合には、完済までにかかる期間を大幅に短縮することも可能です。
もしもうっかり借りすぎてしまい、毎月の返済費用がきつくなってしまった場合には、どうすればよいのでしょうか。例えばA社へ返済するためにB社から融資を受けるというような資金繰りでは、自転車操業で借入額は一向に減ることはありませんし、それどころか利息でどんどん借入残高が増えてしまうので気を付けましょう。自転車操業をしなければならないほど生活を圧迫してしまった場合には、金利が低い借り入れ商品におまとめローンとして組み直すのも良いですし、弁護士に相談して債務整理や自己破産の相談をする方法もあります。
債務整理や自己破産は、顧客信用データベースへ事故情報として記録されてしまうので、最大で10年間はローンを組んだりクレジットカードを作ったりすることが難しくなってしまうという大きなデメリットがあります。そのローンの中には、自動車ローンや住宅ローンなども含まれているので、債務整理や自己破産は安易な気持ちでできるものではありません。しかし、給料のほとんどを返済に回しても足りない場合や、毎月の返済によって生活が圧迫され、人間らしい生活ができなくなってしまった場合には、肉体的及び精神的なストレスを考えると、こうした選択肢がベストになることもあるかもしれません。