学生がお金を借入する方法

学生の本業は勉学に励む事ですが、仕送りだけでは生活が厳しかったり、アルバイトをしてもお金に余裕がなかったり、学生を取り巻くお金事情は結構シビアです。

お金がピンチになった時に頼る方法の1つに借入がありますが、果たして学生は借入を行うことが出来るのでしょうか。学生がお金を借入する方法について詳しく紹介します。

学生が借入することが出来る場所は?

学生だとお金がなかなか借りられないイメージですが、学生は一体どんな場所で借入することが出来るのでしょうか。

独立行政法人日本学生支援機構

独立行政法人日本学生支援機構では、公的な奨学金制度を取り扱っています。お金が必要だが、時間的に余裕があるという場合は、最初に考えるべき借入先です。

奨学金は、翌年度に大学や大学院、専門学校に進学予定の学生自身が利用できる制度です。
在籍している学校を通じて申し込みを行い、審査が通れば採用され、入学先の学校で入学後に手続きを行うのが基本ですが、採用枠があれば入学後でも申し込みが可能です。

また、緊急時(親の失業や急病など)には緊急採用という方法もあるので、進学後に金銭面で困ったことがあれば、学校の奨学金窓口で相談をしましょう。

消費者金融

申込者が学生でも、満20歳以上で、アルバイトなどで一定の収入があれば、消費者金融から借入することが出来ます。

銀行

銀行には、学生でも借入が出来るローンが何種類かあります。教育ローンや学資ローンは保護者や親権者が利用するものだと思われがちですが、満20歳以上であれば、学生であっても借入可能なローンを取り扱っている銀行があります。

銀行によって貸付条件は異なりますが、安定収入がある事が前提です。これらのローンは、申込時の書類が多かったり審査に時間が掛かったりとデメリットもあります。

そんなデメリットが無いのが、カードローンです。教育ローンや学資ローンに比べると金利は高いですが、アルバイトなどで定期的な収入がある事、年齢の条件を満たしている事、他での借入残高が膨らみ過ぎていない事さえクリア出来たら、即日借入が可能な場合もあります。

学生ローン専門会社

学生の借入を専門的に行っているのが、学生ローン専門会社です。学生ローン専用なだけに、申込時には学生証が必要です。会社によっては、20歳未満でも保証人不要で貸し付けを行っています。但し、バイト代等の自分の収入がある事や融資限度額が制限される等の条件があります。

社会福祉協議会

低所得世帯や障碍者世帯、高齢者世帯を対象に生活福祉資金の貸付を行っています。資金の種類の中には「教育支援資金」があり、学生本人が借りる事が出来ます。

返済計画に基づいて返済を行えば、利息や利子が一切掛からないメリットがありますが、学費目的ローンであり生活費に充てる事が出来ない・審査には地域の民生委員が介入する等、様々な制約や条件があるので気軽に利用出来ないデメリットがあります。

学生が借りられる金額は上限いくらまで?

学生の借入は、借入場所や収入によって利用限度額が異なりますが、10万円~50万円位が相場のようです。借入場所ごとに借入可能上限額を紹介します。

借入場所 借入内容/会社 借入上限額 金利
独立行政法人日本学生支援機構 奨学金 第一種奨学金
30,000~64,000円/月額
第二種奨学金
3万円~12万円/月額
第一種奨学金:無利息
第二種奨学金:利息付
(上限年利率3%)
消費者金融 総量規制の範囲内
(年収の1/3まで)
3.0%~18.0%
銀行 教育・学資ローン
カードローン
収入による
10万円(三菱UFJ銀行・ソニー銀行)
・固定金利または変動金利
1.7%~18.0%
学生専門ローン会社 ・カレッヂ
・アミーゴ
・千円~50万円
・3万円~50万円
・15.0%~17.0%
・14.4%~16.8%
社会福祉協議会 教育支援資金 35,000~65,000円/月額
(就学先の教育機関により異なる)
無利子

学生が借入するために必要なモノ

学生が借入する場合、借入場所によって必要なモノが異なります。借入場所ごとに必要なモノを紹介します。

独立行政法人日本学生支援機構

進学する学校によって必要なモノは違いますが、最低限以下のモノは必要だと思っておいた方が良いでしょう。

・奨学金申請用紙
・スカラネット入力下書き用紙
・確認書兼個人信用情報の取扱いに関する同意書
・保護者の所得証明書類・調査票(学校作成)
・住民票等

大手消費者金融

・本人確認書類・収入証明書類(借入額によっては不要)

銀行

<教育・学資ローン>
・銀行口座の通帳と取引用印鑑
・本人確認資料
・在学証明書類
・勤務先確認資料
・資金使途確認資料
・所得証明書類等

<カードローン>
・本人確認書類・収入証明書(借入額によっては不要)・学生証(銀行によっては不要)

学生専門ローン会社

・学生証・本人確認書類・銀行のキャッシュカード

社会福祉協議会

教育支援資金を申し込む際に必要な書類は、各自治体によって異なります。お住いの社会福祉協議会に確認するようにしましょう。

・借入申込書
・住民票の写しなどの身分証明書
・世帯の収入証明
・連帯保証人の収入証明
・学校に関する書類
・必要経費明細書など

学生が借入するメリット

学生が借入する最大のメリットは、目的によって様々な借入先があり、学費や生活費などの学生生活に欠かせないお金を用意出来たり、交際費などのちょっとした出費や急な出費を補えたりする事です。

家庭の経済状況で進学が難しい場合なら奨学金を借りる事で進学の道が開けますし、奨学金や教育支援資金は一部を除いて無利息というメリットがります。

また、アルバイトなどで収入がある人なら、特に使途を問われない消費者金融や銀行カードローンも利用出来ますし、学生専門ローンなら金融機関に比べると審査のハードルが低いというメリットがあります。

学生だから借入が難しいのでは?と思いがちですが、学生だからこそ可能な借り入れ方法もあるので、それぞれのメリットを活かして上手に利用して下さい。

学生が借入するデメリット

お金に困った時に、様々な場所からお金を借りる事が出来るのは非常にありがたい事ですが、実は学生の借入はメリットよりもデメリットの方が多いのです。一体どんなデメリットがあるのでしょうか。

借入限度額が少ない

学業と並行してアルバイトをしている学生の場合、社会人と比べ収入自体がそこまで多くないので、キャッシングローンやカードローンの上限額は10万円~50万円程度です。希望する額に届かない可能性があることは頭に入れておいた方がいいでしょう。

卒業後の返済負担が大きい

奨学金や教育支援資金は、大きな金額を借りられるメリットがある反面、無事に学校を卒業し就職して社会に出てから返済をしなくてはならないので、卒業後にいきなり数百万円単位の大きな借金を背負う事になります。これが結構な負担となっており、奨学金返済などは近年社会問題としてマスコミに取り上げられています。

学生だと借りることが出来ない銀行もある

一部の銀行では、教育・学資ローンを学生本人に貸し付けていますが、多くの銀行が学生本人には貸し付けを行っていません。また金融機関によっては、学生のカードローンの借入を不可としているケースもあります。希望の金融機関から借りる事が出来ない可能性が大きいのも、学生の借入ならではのデメリットです。

年齢によっては借入が出来ない

借入の年齢条件は基本的に20歳からです。18歳や19歳の未成年の学生は、20歳になるまでの間、殆どの金融機関で借入をする事が出来ません。お金に困っても金融機関に頼る事が出来ないという事です。

親にバレると心配される

奨学金や教育支援資金は、保護者の所得証明書類や保証人が必要なので、親に話す必要がありますが、その他の借入は親に知られる事なく借入が可能です。しかし、何らかのきっかけで親バレしてしまった場合、心配されたり何にお金を使っているのかの理由を詮索されたりする事があります。

返済が滞る可能性がある

就職活動が上手くいかず就職が出来なかったり、借入時には安定したアルバイト収入があったのに、病気や学業の多忙でアルバイトが出来なくなったりして、返済が滞るリスクの高さが学生にはあります。こういった最悪の事態も考慮した上で借入を行うようにしましょう。

学生が借入するのにおすすめの金融機関

学生が利用出来る借入の中には、利用用途が制限されているものがあります。今回は、利用用途に制限のない借入が出来るおすすめ金融機関を紹介します。

プロミス

審査時間がスピーディで最短即日融資も可能なプロミスは、急にお金が必要になった時に頼れるという事から学生にも大変人気が高いです。

店舗来店なしのWeb完結サービスという契約方法があるので、郵便物が送られてくる事も無く、周りの人に内緒で借りられるメリットがあります。

20歳以上で収入があれば学生でも借入可能です。但し、総量規制の対象になる事から年収の3分の1以下しか借入が行えず、金利が4.5%~17.8%と高いデメリットがあります。

みずほ銀行カードローン

消費者金融でお金を借りるのに抵抗がある人は、大手銀行のみずほ銀行のカードローンを利用する事をおすすめします。

銀行は身近な存在ですし、大手銀行なら信頼性も抜群なので安心して利用する事が出来ます。みずほ銀行のカードローンは、アルバイト収入がある学生なら借入が可能ですし、消費者金融に比べると3.5%~14.0%と金利も低くお得です。

アミーゴ

学生ローン専門会社のアミーゴは、創業30年以上の実績がある老舗の会社です。実家やアルバイト先には原則連絡が入らないので、周りに借入を知られる事もありません。また、金利が14.40%~16.08%と消費者金融よりも上限金利が低く、お得なキャンペーンを実施する等、学生には借りやすい会社です。

学生が借入するのに危険な借入先

学生の場合、アルバイトの給料などの収入が無い限り金融機関からの借入はほぼ不可能です。また、借入が出来たとしても利用可能額は少なく、希望の借入が行えない事もしばしばあります。「もっと簡単にお金が借りたい」「もっとお金を借りたい」と思ってしまいがちですが、以下のような借入先では絶対にお金を借りないようにして下さい。

聞いたことのない名前の金融会社

ダイレクトメールや電柱の張り紙等で、金融会社の広告を見かけた事がある人も多いのではないでしょうか。でも、よくよく会社名を見てみると、聞いた事の無いような名前の金融会社だったという事はありませんか。学生の場合、聞いた事の無いような金融会社と契約するのは危険なので避けた方が良いでしょう。

連絡先が携帯電話番号の金融会社

貸金業法では、貸金業者として登録する際、固定電話を設置して番号を登録する事、また、広告においても固定電話の番号を記載しなくてはいけないと決められています。

それなのに、連絡の手段が携帯電話しかない金融会社は、貸金業登録を行っていない法律違反の悪徳業者で間違いありません。こういった金融会社から借入を行うのは大変危険なのでやめましょう。

審査の甘さを強調している金融会社

「学生・主婦・無職歓迎」「無審査・独自審査」「多重債務者・ブラック歓迎」といったような謳い文句は注意するポイントです。銀行や消費者金融では審査が通らない人をターゲットにした、借りやすさを強調した甘い言葉を謳っている金融会社は注意が必要です。優良な金融業者は返済能力の無い人には貸付を行いません。

登録番号がない金融会社

貸金業法上、貸金業を行う場合は貸金業登録が必要とされます。貸金業登録を行っている金融会社は、金融庁の登録貸金業者検索サイトで確認する事が出来ます。検索しても確認出来ない金融会社は、悪徳業者と判断して利用しないようにしましょう。

上記に挙げたような金融会社は、法定外の金利で貸付を行ったり、生活に支障が出るような取り立てを行ったり、完済させないようにして利息だけを取り続けたり、完済しても勧誘の電話を頻繁にしてきて押し貸ししたりと、ありとあらゆる違法な手段を取ってきます。

そんな金融会社から借入してしまったら、後悔してしまうだけでなく、大げさな表現にはなりますが、破たんの人生まっしぐらな結果へと転落してしまう事になります。絶対に違法な金融会社で借入だけはしないようにして下さい。

総括

勉強にプライベートにと、何かとお金が掛かる学生ですが、学生だからといって全く借入が出来ない訳ではないので、お金に困っている学生の人は安心して下さい。

学生だからこそ借りられるお金や、学生でも収入があれば借入が出来る金融機関があります。どういったお金が必要なのか、どこで借入を行うのがベストなのか、しっかり考慮した上で借入を行うようにしましょう。

また、返済方法や返済計画なども借入前からシュミレーションしておくと良いでしょう。まとまったお金が入ると、ついつい借りているお金だという認識が薄れてしまい、どんどん借入を行ってお金を使ってしまう人もいますが、あくまでも借入は借金です。

借金で首が回らなくなり悪徳金融業者に手を出す、という事だけは絶対に避けて下さい。学生の時分に大きな借金を作ってしまうと、後々の人生に影響を与える可能性があります。無理のない有意義な利用を心掛けるようにしましょう。

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